【HamRadio】マグネチックループアンテナ実験中2009/06/12 19:28

 Esシーズンたけなわになりました。先日、銚子までドライブしましたが、札幌の局と1時間安定に交信できました。
 よーしというわけで、この時季にずっと実験してみたいと思っていたマグネチックループアンテナ(MLA、欧米では、MiniLoopと呼ぶようです)にこの数日取り組んでいます。

基本的な情報はここにあります。
http://www.aa5tb.com/loop.html

 具体的な製作法は、日本語でマグネチックループアンテナで検索するといろいろなWebがヒットします。
小形にして高性能、電磁型なのでノイズを拾いにくいといわれています。いわゆるアパマンハムにも人気があります。14~28MHzだと海外との交信も可能だそうです。

 ループは使用したい周波数の1/8λ程度の銅パイプを円形に曲げて作り、一次側(送信機側)はそのメインループの直径の1/5程度でよい(できればファラデーシールドをする)といわれています。

 適当な銅パイプが無いので、最初は8D2Vで実験してみました(編組だけ使い、芯線は遊ばせておく)。直径は80cm、VCは何とか使えそうな150pF(50~100W出力でも高耐圧が必要)。受信しながらVCを回すと、外来雑音がサッと増えるところがほぼ同調点ですが、これは大変クリチカルです。簡単にやるには、減速装置付きのモータで正転・逆転させて最良点を見つけることです。もっとすすめると、バキュームVCをコンピュータ制御して動かすことになります(いずれこれをやります。
インターネット上に、大変参考になるサイトがありました。)

 私の場合は取り敢えず実験ですので、VCは絶縁がよいツマミを付けて手で回す原始的な方法。屋外で車載機につないで受信してみたところ、このMLAで7.8MHz~25MHz位は受信出来ることがわかりました。(VCのストレーキャパシティが大きいので、28MHzまでいきませんでした。)

○ポールはホームセンターで入手出来る塩ビパイプを使いました。  ポール上部にループを固定するT型の継ぎ手をつけ、パイプ上にVCをとりつければ骨格はできあがりです。ループとVCの接続は可能な限り短くなるようにVCの位置を決めます。

 その後、ストレーキャパシティが少なそうな高耐圧の50pFのVCをつけた2号機を作り、ループをステンレスバンドにして実験しました。直径45CMのループで、JA8と交信成功。
 あるサイトに「自転車のアルミホイールを活用する」例をみて、これはイイッと真似してみることに・・・。スポークが錆だらけのホイールがありましたので、スポークをカッターで切って、ホイールだけにしました。24インチ用、26インチ用の2種を調達。まずは、24インチ用を取り付けて、受信してみました。18MHz~29MHzで使えることを確認。次は、26インチ用にしてみます。(同調可能なら、ループは大きい方がよいと考えられますので。)

 性能は?利得があるビームアンテナではありませんので、過大な期待は禁物です。短縮ホイップとMLAを切り替えて28MHz/29MHzで聞き比べをしてみました。ホイップの方がよかったり、MLAの方がよかったりでまだはっきりしないというのが現状です。ただ、29MHzFMでグランドウェーブで交信した局には、ホイップにすると弱くなるというレポートをもらいました。

 今後も実験を続け、ローバンドで使えるものを作る予定です。
いろいろな疑問点がありますので、それも試行錯誤で試してみるつもりです。小形で、地面から少し高くしたところで実験出来るMLAならではです。

・ループは普通1回巻きだが、2,3回巻ではダメなのか?
 (ローバンド用、特に80/75mバンド用、160mバンド用ではワンターンループを作るのが困難です。数回巻きで小形にしたいところ。数回巻きで間違いなく同調するはずですが、性能がどうなるのか確認したいと思っています。)

・ループの素材、太い同軸(編組だけ使う)で実用になるのではないか?あるいは、太い銅線を多条にしてもいいのではないか。
・VCはループの上に入れる例が多いが、重いVCをループ下部においたらダメなのか?(ローバンドでは工作上重要なことです。海外の製作例では下に置いてあるのがありました。私の予想では、大丈夫!ループとVCで使用周波数にチューニングできればいいので。)

 送信可能なミニループですが、勿論受信にも使えます。いずれにしても同調はきわめてシャープですから、広帯域受信するには、VCのリモコンを如何にスマートにおこなうかがポイントでしょう。VC回すと、受信している信号がサァっと強くなる点がわかるのはなかなかいい気分です。(FMではこれがわからないので、SSBかAMモードで同調点を探ります。)受信用なら、ギャップが少ない受信用VCで大丈夫です。受信専用ループなら、参考になるサイトが結構あります。

【カラス】カラス忌避策としての釣り糸;結果報告2009/06/12 20:27

今年の4月23日に書いた、「カラス忌避には釣り糸・・・」
http://harmradio.asablo.jp/blog/2009/04/23/4261249
の結果報告です。
あれから1ヶ月と3週間経ちました。結果は上々で、「燃えるゴミ」収集日でもカラスはまったく姿をあらわしません。生ゴミが食い散らかされることも皆無になりました。1年後はどうなるかわかりませんが、このまま静けさが続くでしょう^○^

 猫の餌の食べ残しを漁りに飛来するカラスはいますから、カラスは近所にいることはいるのです。ちょっと見難いところに釣り糸を1本だけ試しに張ったのですが、これは無視されてしまったようです。カラスに見易くなるように釣り糸を張ると人間も引っかかりそうなのですが、明日工夫して2,3本張ってみるつもりです。

【ヨット】知人のハムがヨットで帰郷2009/06/29 13:01

 私のハム仲間のJO1KXJ福岡さんが、霞ヶ浦から故郷の愛媛県八幡浜まで1.300Kmをヨットで帰る快挙を成し遂げました。ヨット経験が長い方には珍しくも何ともないことですが、彼は海を単独航海するのは初めてだったのです。信じられな~いことです。

出帆時のニュース
(本当の出発は6月6日でした;霞ヶ浦出帆)
団塊ヨットマン、故郷へ出港
http://www.kyodoshi.com/news/2290/

航海日記を読みながらハム仲間はみんなハラハラドキドキでした。
ねこのて研究所>ヨットでUターン>航海日記
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kokoro/boat/index.html

6月27日の午前9時半、無事八幡浜に入港しました。新聞社4社の取材があったそうです。
横浜の福岡さんがヨットで帰郷 八幡浜
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090627/news20090627896.html
後で聞いた話では、花束を渡しているのは奥様だそうです^○^

無事に偉業が成し遂げられ、我が事のように嬉しいです。

写真は6月9日、エンジン故障で銚子マリーナ停泊中のCAT号を慰問したときに撮った写真です。何故CAT?艇長の福岡さんは、大の猫好きなのです。ヨットにも猫の足形がペタリ!ヨットは25フィート,TAKAI 251です。寄港したところで、このヨットでは小さいなどと言われたようですが、ご本人はいっこうに気にせず、航海を続行しました。腕(センス)とヤル気の問題でしょう。