【温故知新を地で行く】夢の図書館(東青梅) ― 2021/01/28 17:24
2021年1月15日 JR青梅線「東青梅駅」近くの「夢の図書館」に行ってきました。
普通に見えるビルの2階にあります。(実は、柱を普通より太くしてあるそうです。)
https://www.gijyutu-shounen.co.jp/Library/
アマチュア無線機器,マイコン、模型が陳列されているそうなので行きました。
入館するには、すべてwebで予約が必要です。上述URLにアクセスして全部読むと利用法が分かります。私は会員になって予約しましたが、無料見学も可能です。電話予約は受け付けていません。(予約が無い日は開いていません。→→webで分かります。)
【100年分2万冊の貴重な技術雑誌があります】が目玉。
所蔵雑誌目録は現在準備中のようです。2015年のリストは、検索でヒットします。これみても、相当緻密に整理されていそうだと分かります。あまり知られていない雑誌、国会図書館にない雑誌もあるそうです。閲覧したい雑誌は、予約しておくと準備してくれます。(開架書庫と閉架書庫があります。)
館長さんは、背が高い紳士で、司書と学芸員を兼ねています。
帰宅後、調べてわかりましたが、[技術少年]社長でもあり、マイコンのプロです。実は、アスキーの初代編集長を務められた方です。ハムでもあります。マイコンに関しては、いくつかのマイコン機種についてお尋ねしたところ、ここにありますよと電光石火でご返事がありました。マイコンの展示は、国産、海外製どちらもありますが、すごいです。ヒースキットの真空管式マイコンにはおどろかされました。某SNSで写真載せたところ、大学生時代使った事があるというコメントを頂きました。
初期の計算機。タイガー計算機とか計算尺がありました。真ん中右側の濃緑ケースのキカイはヒースキットのアナログ式計算機。
アマチュア無線機器については、新しいものはありませんが、大手三社の懐かしい無線機がずらりと並べられていました。マイクとか電鍵がつながっているのは、Y社の無線機でした。(いずれクラブ局が開設されるかも知れません。)
模型飛行機とTRIOの無線機が見えます
TRIOの無線機類
YAESUの無線機類
ICOMの無線機類。昔から筐体が小さく、ピシッと決まっています。
今回行ってわかったことは、アマチュア無線機器・マイコン・模型飛行機の展示がなされていても、繰り返しになりますが、【100年分2万冊の貴重な技術雑誌がある図書館】です。なぜ「夢の」図書館なのか?温故知新で、若い方が古い雑誌をみて、新しいことを考え出すことを期待しているからと,私は理解しています。
子供の科学
積んであった雑誌の一番上にあったもの。1929年発行、12巻4号(10月号)です。
飛行船が描かれていますが、これは、土浦に飛んできたツェッペリン飛行船(1929/08/19)でしょう。(私は、飛行船ファン。現代の飛行船、ツェッペリンNTには2回搭乗した経験があります。)下に見える船はなんでしょうね?ぱらぱらっとめくってみましたが、内容のレベルは相当高く、大人用です。広告には、舶来のパーツなどが価格入りで紹介されてされていましたが、今の価格に換算すると、とんでもない高額のようです。(子どもが買えるものではなかったと推察されます。)いずれ、あらためて「子供の科学」を閲覧させていただくつもりです。もう一つ、昔の「無線と實驗」も・・・。
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